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デザインができるまでの流れ(実績例:原沢製薬工業様/リバイシスパッケージデザイン)

1.ヒアリング・情報収集

原沢製薬工業様の化粧品ブランド「リバイシス」シリーズの期間限定品パッケージのご依頼をいただきました。
既に扱っている化粧水を、大容量で販売するという商品です。
既存品は赤を基調としたシンプルなデザインを起用しており、期間限定品ということで、イメージカラーなどは残しつつ何かしら差別化を図り、
より特別感が欲しいというご要望でした。

リバイシスシリーズは、歴史ある製薬会社だからこそ開発できるこだわり抜いた構造と美容成分レシピで、肌本来の美しさを目覚めさせます。
化粧水、美容液、洗顔石鹸、マスクなど豊富な種類をそろえ、ドラッグストアで販売。
販売店舗は中国人観光客の方が多く来られるというお話でした。

2.コンセプトの設計と“らしさ”の探求

歴史ある製薬会社が開発したこだわりの詰まった商品であることが、この商品の強みであり、“らしさ”であると考えました。
高い技術や豊富な美容成分、それにより心も身体も満たされ美しくなっていく女性の様子を、パッケージで抽象的に表現し消費者に伝えます。
既存のシリーズと並んでも違和感なく、かつ他商品とは差別化され、中国の方にも好まれる特別感のあるパッケージを目指します。

concept

・ 創業100年の製薬会社こだわりの技術、美容成分

・ 既存のイメージから離れすぎず特別感を演出

3.ラフスケッチでイメージを視覚化

設計したコンセプトをビジュアルに落とし込むためのラフスケッチを行います。
見た目が良いだけでなく、その中にお客様の想いや明確な意味のあるデザインを制作していきます。
スケッチと同時に印刷方法や紙の材質、特殊加工などを選定し、バリエーションに富んだ提案を考えます。

4.PC上でデザイン

ラフスケッチを基にPC上で形にしていきます。
配色やレイアウトなど、細部までこだわって吟味し、最良のご提案を目指します。

5.ご提案

デザインが完成したら、お客様が一番イメージをふくらませやすく、わかりやすい形でご提案します。
今回はお客様のイメージに沿ったアイデアに加えて、3案目は違った雰囲気、角度からのご提案をしました。
その結果、3案目のC案を気に入っていただきました。

Design A

Concept:

肌本来の美しさを目覚めさせる

従来品のイメージを保ちながら
リボンシールの模様を目立つように取り入れ、
華やかさをプラスさせたデザインです。
高い製薬技術により女性がみるみる美しく
なっていく様子を草花の模様によって表現しています。

Design B

Concept:

セルディレクトのはたらき

セルディレクトにより、キメの整ったつややかで
柔軟性のある肌を連想させるデザインです。
ドレスをまとったようなパッケージが、
高級感や特別感を演出します。

Design C

Concept:

19種類の美容成分

保湿成分、整肌成分が19種類配合されていることから、
ラベル・箱ともに19個の円で成り立っています。
リバイシスにより美しくなっていくことへの
喜びや満足感を抽象的に表現しています。

※コンセプト内に記載された美容成分等は制作当時の情報となり、現在とは異なる場合があります

6.修正・ブラッシュアップ

今回はデザインに関しては修正なく進行いただいたため、成分表示などを当てはめて完成しました。

7.完成・シリーズ展開

ご提案した限定品は、とても売れ行きが良かったというとても嬉しいご報告をいただくことができました!
そして、はじめは限定品のみのご依頼でしたが、提案したデザインを気に入っていただいたことで、他のリバイシスシリーズも一式リニューアルしていきたいという嬉しいご依頼もいただきました!
現在は8種類デザイン展開させていただいております。